台風19号、事前の心構えの不足。
先日、NHKで、昨年の西日本豪雨で被害を受けた、愛媛宇和島市玉津の、いちミカン農家の復興取材・・・のようなものを放送していた。
あの水害は、九州・中国地方で大雨が降り続け、
「これまでにない災害が起こる可能性が・・・」
云々と、テレビで気象予測から報道されていたにもかかわらず、多くの人間が、
「まさか、ここでは起こるまいよ」
と、高を括っていたと思う。
私自身、水害が起こった当日早朝、雨の降る中、出勤しようと車を出したのだから。
ただ、自動車道から何から、道路脇斜面崩落の恐れアリと、通行止めが出ていたので、「ただごとじゃないな!」
と思い、会社欠勤の手続きを取るに至るも、なお、せいぜい踝くらいまでの出水であろうよと(子どもの頃は、自宅前道路は、踝程度までは、たびたび冠水していた。)
それが、
これは…やばいな! pic.twitter.com/agdwzpAnYJ
— SMELL (@smell2011) 2018年7月6日
2時間後には、こうなっていた。
自宅周囲、一階部分 のきなみ水没!
干潮時間なので、雨がやめばねぇ…。pic.twitter.com/Xyb68MmQ1G
— SMELL (@smell2011) 2018年7月6日
ヤベイビー!?
川の水位と、自宅に浸水した水位がフラットに。おお、これが水平というものか。
2階に避難して、家人や、同じく2階部分に避難していた近所衆と、窓やベランダから声を掛け合うも、笑うしかなかった!
LINEで会社に画像送って、明日も休めるよう段取ったりとしながらも、ここまでの出水になるとは予想しなかったな~と思ったのを覚えている。
水害から、四日目としては、けっこう進捗悪くないと思うのだけれど。#愛媛県宇和島市 pic.twitter.com/nIG1AllohK
— SMELL (@smell2011) 2018年7月11日
以前、ギャグで作った洗濯板で、
— SMELL (@smell2011) 2018年7月16日
清掃用の雑巾を洗濯。
洗濯機は、まだ買うには早いでね。
洗剤や、除菌用道具もあればこそだけど。
おもしろサバイバル。
まぁ、そう悲観したものでもないで。#宇和島市吉田町 pic.twitter.com/pv6ztZz1Pr
災害見舞い。
— SMELL (@smell2011) 2018年7月18日
自分がいただくことになろうとは、思いもしなかった。
出すことはあったけれど。
社長、部長と、それぞれいただいてしまい…。
そうね、たしかに、会社へLINE報告で上げてた、当日の画像見たら、外の人はヤベェと思うだろうなと。
当人たちは、どもならんねぇと笑ってたけど。 pic.twitter.com/uTc7GE6d5G
親戚が、スタバの社員やったくらいコーヒー好きだよねと、豆を差し入れてくれたのだけど。
— SMELL (@smell2011) 2018年7月30日
ドリッパー用に挽いてくれてるのだけど。
よう考えたら、フィルターも、湯を沸かすケトルも、泥水に浸かったのでほかしたんだったww pic.twitter.com/NcxgSFHEu4
昨日差し入れてもらった豆。
— SMELL (@smell2011) 2018年7月31日
ドリッパーは、近年のひとつ穴タイプしか無事でなかったけれど。
マルコニックグラインダー6番で挽いてもらっていたのは失敗…。
ペルー・サン・イグナシオ
本来の味ではないだろうけど。
ペアリングも、頑張っても パイの実程度。
しかもコメダ珈琲監修w
許されたい pic.twitter.com/qDDPVNrats
当時の記憶、というか、記録を振り返ると、わりと元気だった様子。
まぁ、あのときの水害では、人死にが、崩落した場所以外では、無きに等しかった。
宅のように、住宅地が、まるっと水没。そこから中心地に向かって、のきなみ床上浸水。浄水場も周囲の山の斜面が崩落して機能停止、からの、夏に半月程度の断水。
当時、死者が、ほぼほぼ出なかったのは、自衛隊の復旧支援活動はもちろん、それなりに自助、互助の努力のおかげもあったけれど、事前にある程度は、心構えができていたのもあっただろうと思う。
昔は、自宅周囲も、たびたび水が出ていたので、水害当日は、財布などのとりあえずの現金は二階へサッと上げていたし、排水溝から水があふれ始めたときには、万一あるを予想して、自動車を一台は、水をかぶらないポイントまで動かしておいたし。
経験があって、ある程度は活かせた。
南洋から、豊後水道を駆け上がって来たら、洪水になるのは間違いないなと思ったもの。
事前に、首都圏直撃して、進路沿いに、また周囲でも、強風、大雨で、大きな被害が出るであろうことを、さすがに報道機関も口を酸っぱくしていたのに、記事のように、夜半に自動車で移動するというのは、自分を責める以外に無い。
帰宅するのが遅くなったのであれば、安全そうな場所で、車中泊でもすれば良かったのだ。台風の規模に対する心構えが出来ていなかったのだろうかと、思わずにいられない。
ご夫君。あんたに言われんでも、あの規模の台風下で、車で移動するのは、よほどの蛮勇だよと、思わずにいられない。